日本認定遺伝カウンセラー協会とは OVERVIEW

日本認定遺伝カウンセラー協会とは

当会は、認定遺伝カウンセラー資格保有者で構成された職能団体です。

全国の認定遺伝カウンセラーと連携を図り、業務の水準を維持し、その向上に努めています。
また、ゲノム医療を必要とする全ての人が安心して享受できるよう、関連団体とともに行政等に働きかけています。

理事長挨拶

このたび、日本認定遺伝カウンセラー協会は、一般社団法人として新たな歩みを始めました。
設立以来、協会を支えてくださった多くの皆さまのご尽力に、あらためて心より御礼申し上げます。
私たちの活動が各地の医療現場や教育の場で実を結び、社会からの期待が年々高まっていることを、日々強く感じています。
法人化は、協会の責任と役割をいっそう明確にし、公正で開かれた運営を進めるための一歩です。
代議員制のもとで会員の声を適切にお預かりし、理事会はその意思を受けて日常の活動を着実に進めてまいります。

 
そのうえで、本年度の基本活動目標を「認定遺伝カウンセラーの自律的な活動の促進」といたします。
私たちは、現場で求められる実践力を高めつつ、職能としての責任を社会に向けて果たしていくことを大切にします。
具体的には、

  1. セミナーや学術集会、研修機会を整え、学び直しを支えること。
  2. ガイドラインや資料などのリソースを整え、誰もが同じ水準で業務を進められるようにすること。
  3. 現況調査や研究を通じてエビデンスを示し、活動の可視化を進めること。
  4. 地域の集まりや公開講座などを通じてネットワークを広げ、連携の土台を強くすることに取り組みます。

 
あわせて、国や関連団体への政策・制度設計に関する働きかけ、医療機関への職能の周知と雇用促進、そして国民の皆様への情報発信という三つの方向から、自律的活動の基盤整備を丁寧に進めます。
これらの取り組みは、「職能の定義(Scope of Practice)」と、「倫理綱領(Code of Ethics)」という土台の上に進めてまいります。
 

認定遺伝カウンセラーが現場の力を磨き、目の前のクライエントのために最善をつくすための環境を整えることは、協会の大切な責務です。
私たちは、専門性と公共性を両立させながら、一歩ずつ着実に前へ進んでいきます。
引き続き、皆さまのご理解とご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 

2025年8月
一般社団法人認定遺伝カウンセラー協会
理事長 西垣 昌和

 

ロゴマークについて

【パイオニアとして日本の遺伝医療を支える】というコンセプトに基づいてデザインされたロゴマークです。 2020年の当会設立10周年のタイミングに合わせて、複数の候補から会員の投票により決定しました。

事業内容

1.認定遺伝カウンセラーの知識と技能の向上

認定遺伝カウンセラーが自らの職業倫理を自覚し、最新の知識を得て、その技能を維持・向上させることができるよう、会員向けの各種セミナーを定期的に実施しています。      

2.遺伝カウンセリングに関する研究の推進

会員向けに、学術研究への助成、海外で行われる学会への渡航費の助成を行っています。 会員によって行われた研究のアーカイブをホームページで公開や、認定遺伝カウンセラーを対象とした調査依頼の窓口も行っています。      

3.認定遺伝カウンセラー同士の連携

協会と会員を繋ぐ目的でメーリングリストの配信やニューズレターの発刊を定期的に行っています。 また、全国各地で行われている遺伝カウンセラーによる自主研究会に対して、開催費を助成しています。      

4.社会に向けた情報発信

認定遺伝カウンセラーについて多くの方に知っていただけるよう、ホームページやSNSを通じて情報発信しています。 また、市民向けイベントを開催し、認定遺伝カウンセラーの仕事について知ってもらう機会を作っています。      

5.他団体との連携

国民が安心して遺伝医療を享受できるよう、国内外の遺伝医療関連団体と連携を図り、行政へ提言を行っています。      

6.認定遺伝カウンセラーの職能や働き方に関する取り組み

認定遺伝カウンセラー求人情報の窓口となり、会員へ公開しています。また、2年おきに会員に対して働き方を含めた現状調査を行い、認定遺伝カウンセラーの労働環境の改善を図ります。      

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