認定遺伝カウンセラーになるには HOW TO
認定遺伝カウンセラーになるには
日本では、遺伝カウンセラー養成専門課程のある大学院(修士課程相当)を卒業し、日本認定遺伝カウンセラー制度委員会が年に1度行っている認定試験に合格することで、認定遺伝カウンセラーになることができます。
大学院では、遺伝医学や遺伝カウンセリングに関する専門的な知識や実践的スキルを学びます。
修了と同時に、認定試験の受験資格を得ることができます。
取得フロー
大学卒業
認定試験の受験資格を得る
- 遺伝カウンセラー養成専門課程のある大学院に入学し、座学・実習・研究などを通して、養成カリキュラムに沿った内容(人類遺伝学・遺伝医学、カウンセリング理論と技法、遺伝医療と倫理、遺伝医療と社会など)を学びます。修士課程相当であることが多く、修了と同時に、認定遺伝カウンセラーの認定試験受験資格を取得できます。
- 加えて受験申請時点で、本資格を認定している学会(日本遺伝カウンセリング学会、日本人類遺伝学会)のいずれかの会員歴が2年以上になっている必要があります。養成課程卒業年の受験を想定し、大学院入学後すぐに学会員になることが多いです。
認定試験に合格し、認定遺伝カウンセラーになる
- 年に1度の認定試験で、筆記試験と面接試験(ロールプレイ試験)の両方に合格することで、認定遺伝カウンセラー資格を取得することができます。
- 資格取得後は、学術活動歴や臨床経験歴をまとめた研修記録簿による資格更新を5年ごとに行うことで、資格を維持することができます。
就業状況について
詳細は下記をご覧ください。
資格取得後の生涯学習とネットワーク
関連学会が主催するが主催する講習会、当会が主催する認定遺伝カウンセラー向けのセミナー(講義やロールプレイ)を活用したり、さまざまな学会に参加して、業務に必要な知識とスキルをアップデートしていきます。
最近は、地域ごとや領域別に遺伝カウンセラーが主催する研究会が精力的に行われており、生涯学習だけでなく認定遺伝カウンセラー同士がつながる機会も増えています。
これらの生涯学習の実績の多くは、資格更新時に必要な点数として充てることができます。
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