認定遺伝カウンセラーの働き方・活動 WORK STYLE
認定遺伝カウンセラーの働き方
2025年4月現在、日本では447名の認定遺伝カウンセラーが、医療機関、教育・研究機関、企業・団体などで幅広く活躍しています。
本ページでは、認定遺伝カウンセラー資格保有者に対し2年に1度行われている”認定遺伝カウンセラー実態調査”のデータをもとに、認定遺伝カウンセラーの働き方・活動の一部をご紹介します。
※2022年度認定遺伝カウンセラー実態調査(調査期間:2023年1月~2月)に基づいた内容です(記事作成2025年5月現在)。
※また、調査実施時の認定遺伝カウンセラー数は374名、調査回答率は40.9%(153/374)であり、認定遺伝カウンセラー全員の状況を反映したものではないことをご了承ください。
就職状況と勤務先
就業状況
主たる勤務先での常勤だけでなく、非常勤を掛け持ちしたり、複数の非常勤を組み合わせたりといった働き方もあります。
「その他」には、認定遺伝カウンセラーとしての業務からは離れて就業している場合も含まれ、多様な働き方が求められています。
勤務先
認定遺伝カウンセラーは、医療機関や教育・研究機関、企業・団体などで幅広く活躍しています。
認定遺伝カウンセラーの活躍場所
医療機関において
様々な診療科がある大学病院をはじめとして、腫瘍や小児といった専門領域に特化した病院やクリニックでも活躍しています。
一口に医療機関で働くといっても、オールラウンダーやスペシャリストなど、さまざまなキャリアの重ね方があります。
教育・研究機関において
現在29校ある認定遺伝カウンセラー養成課程のある大学院(2025年5月時点)で、遺伝カウンセラーの教育や学術活動に携わっている認定遺伝カウンセラーもいます。
企業・団体において
ゲノム医療は検査(遺伝学的検査)や薬剤(遺伝情報に基づいた薬物療法)とも密接に関わっています。
検査や薬剤、またはそれを取り巻くステークホルダーとなる企業や団体で活躍している認定遺伝カウンセラーもいます。
認定遺伝カウンセラーのキャリアパス
資格取得後は、医療機関で勤務したのちに医療系の民間企業に転職する人、その逆のパターンの人もいます。
また、大学院で博士号を取得し大学教員になるといったキャリアパスもあります。
他にも、一定の経歴や業績を積んだ後に日本認定遺伝カウンセラー制度委員会が認定する「認定遺伝カウンセラー指導者資格」を取得することができ、遺伝カウンセリングの実習施設で学生や医療者に対して指導を行うための資格として活用している人もいます。
認定遺伝カウンセラーによる研究実績
当協会の会員の研究実績を掲載しております。
認定遺伝カウンセラーの研究内容を知りたい方、修了論文の参考文献をお探しの方は研究アーカイブページをご覧ください。
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